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教師の世代交代(雑感)
そろそろ、子ども達を取り巻く環境は「勉強不足」「学力低下」から「勉強量を増やそう!」という方向へ一直線のようです。
確かに、昭和40年代の子どもと比較すると当時の半分ほどの教科書内容ですから、親としてそういった報道を見れば見るほど不安になります。
しかし、それよりも、現在の若手教師自身が「ゆとり教育」で育ってきたのですから、昭和40年代の教師より指導技量が不足していてもおかしくありません。(私も人のことを言えるほどではありませんが。)
今までは、子どもの時代に学習量が多い世代の教師が、その半分の学習量を生徒に指導するわけですから、何とかなったのです。しかしこれからは、下手をすると学習量の少ない教師が、自分が学んだことより多い学習量を生徒に指導することが有り得るのです。
そのため、残念ですが、わが子には「他力本願的な教育」を望まず、教育環境を選択して与えていくという親の懸命な、賢明な教育方針が必要な時代になったと言わざるを得ません。
(2009.03.06)あまのじゃく
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