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段取り力(若き講師へ)
仕事は段取り八分、仕事二分と言われるように、用意周到な準備が必要である。しかし、現代は段取り力を持った人間が少ないと言われている。
そこで、段取り力をつける簡単な例を述べよう。
「社会人だから体調を崩すといけないので休日は翌日にそなえてゆっくり休んでおくように。」とか、「指示された仕事が終わらないなら休日にするように。」などという古い考えが塾経営者にはよくある。
私から言えば、その通りに行う社会人は一見優等生のように見えるが、そのせいで休日に外出する機会を無くしたりして、見聞を広めることができなくなっているのではないかと心配になる。指導者には鮮度の高い見識が要求される。休日こそ絶好の見識を広めるチャンスなのだが。
私は、休日・休暇には前もって予定を入れることが多い。休日・休暇中は楽しみ・気分転換をしたい。もちろん見識も広めたい。
だから、休日までにどうやって今ある仕事を片付けるかを考え、無理な量も工夫すればなんとかなると考え抜くことで段取り力を発揮する。
単純に余裕のある時間に先送りしていくこととは根本的に違う。相当、考えなければ仕事を完了できない。こんなことからでも、段取り力は身に付くのである。
(2009.7.3)あまのじゃく
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