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文理と教科書ワークの歴史
教科書ワークの発刊年度は1981年、今から約30年前になります。
1981年といえば神戸ポートアイランド博覧会が開幕され、
イギリスのチャールズ皇太子がダイアナ妃と結婚、
黒柳徹子さんの『窓ぎわのトットちゃん』が出版された年でした。
ちなみに教科書ワークの先輩にあたる教科書ガイドが発刊されたのはもっと前の1961年。
文理は半世紀以上、学校の教科書と共に歩んできました。
なかには親子3世代で教科書ガイド、教科書ワークを使っているという方もいらっしゃって、
まるで老舗の料理屋さんか街角にある文房具屋さんのようです。
1980年の小学校の指導要領の改訂にともなって発刊された教科書ワークは国語と算数だけでした。
国語では教科書で習う漢字と文章の内容を理解する「基本のワーク」と
「まとめのワーク」で構成されており、算数も同じくふたつのワークによって、
教科書とリンクした内容で展開されていました。
当時は編集者全員が連日の深夜残業を行いながら、やっと新学期の
店頭陳列に間に合わせたというエピソードも。
それは「子どもたちに勉強の面白さ、知ることの楽しさを感じてもらいたい!」
という、編集者ひとりひとりの思いが現実になった瞬間でした。
時代は移り変わり、学習指導要領の変化によって教科書の内容も見直されてきましたが、
基本を大切に教科書とタッグを組んで子どもたちをサポートする
という文理の基本概念は変わることはありません。