教科書準拠とは?
教科書準拠とは、教科書の内容にあった学習参考書のことをいいます。
ページを開くと目次、内容、そして教科書ではどのページに該当するか
明記されているので授業の予習、復習をスムーズに行うことができます。
学校の授業で理解できない内容があったとしましょう。
家に帰って机に向かって教科書を読み返しても、今ひとつわかりにくい。
これは教科書に原因があるのではありません。
たとえば円すいを正面から見たとしましょう。
横からでは三角に、下からだと丸に見えます。
物体を立体的に見ることができる3Dで見ると、それがすぐに円すいだということがわかります。
見る方法や方向で図形は違って見えますが、何かを理解しようとするとき、
ずっと同じ角度からでは同じ結論しか出てきません。
でもちょっと考え方や見方を変えた途端に「あっ!そうだ」とひらめくことがあります。
参考書は、この"別の方向から見てみる""理解するサポートをしてくれる"
教科書のサポーター的な役割を果たすといってもいいでしょう。
便利で頼もしいサポーターである参考書や問題集ですが、さまざまな種類が発売されています。
わかりやすく図解されているもの、カラーで親しみが持てそうなもの...
パラパラとページをめくって「これならよさそう」と買ってみたところ
ほとんど使われることなく本棚にしまいっぱなしのものがある、という経験はないでしょうか?
その原因のひとつに学校の授業と展開内容が違っている、という点があります。
ひとつひとつのセンテンスは、とてもわかりやすいのですが
教科書と一緒に勉強しようとすると、あちこちのページを開かなければ
ならないことがあります。
教科書準拠は教科書にぴったり内容があっているので、
教科書と一緒に広げて復習、予習をすることができます。
料理にたとえれば、野菜を切りたいときに包丁が、
目玉焼きをつくりたいときにフライパンが出てくるような感じでしょうか。
一見、当たり前のことのようですが、どんなに優れた道具でも使いこなすことができなかったり、
用途とは違ったものを選んでしまうと何の役にも立ちません。
お子さんの学力向上のためにも適切でわかりやすく、何よりお子さま自身が
積極的に勉強に取り組むようになれる学習参考書や問題集を選びたいですね。
さて、自宅での勉強は予習・復習がセットのようになっていますが、
まず大切なのは復習です。
わからないことをそのままにせず、今日習ったことをしっかりと理解して覚えることで、
新しい知識を取り入れる=予習をすることができます。
これは家を建てるのと同じです。
しっかりと土台づくりができれば、次に柱を立て、壁をつくることができます。
しかし土台が不安定な状態で、次から次に柱や壁をつくったとしたら、
あっという間に崩れてしまうでしょう。
復習がしっかりできれば、自ずと予習する楽しみが生まれます。
授業を確実に理解することで成績も上がり、それに比例してやる気もアップします。
学ぶ姿勢をつくる大切な時期でもある小学生時代、教科書準拠に基づいた
教科書ワークで着実に"勉強力"を身につけましょう。
それはお子さんの可能性を広げる無限のエネルギーになるはずです。